墓石の種類について
2017.06.26

曇り空お墓は代々受け継いでいくことも多いため、墓石に向いているのは耐久性のある石です。日本で一番多く使われているのは、御影石です。御影石は数百年もつと言われる耐久性を持ちながら、加工がしやすいため、墓石に最適な素材です。その耐久性から、墓石だけでなく神社の鳥居や石橋、有名なところでは国会議事堂の外壁にも使われています。
御影石の断面には、粒状のさまざまな種類の鉱物が結晶化したものが見え、磨くことでより美しい姿を表します。御影石はツヤや質感なども変化しづらいため、加工後も長くその姿を保ってくれます。黒、白、グレー、茶、青、緑、ピンクなど、色の違う御影石があり、日本では定番の黒やグレーの墓石はもちろん、オリジナリティーあるデザインや色の墓石を作るときにも向いています。
御影石は日本でも採掘される石のため、その美しさの割に値段も低いのが魅力ともいえます。御影石を使った墓石の値段は、色や大きさにもよりますが、20〜40万円程度が一般的です。高級で美しい石といえば、大理石を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、大理石は水の吸収率が高く、雨自体にも弱い性質を持つため、屋外での使用には向いていません。
では、大理石のような高級で美しい石にはどんなものがあるのでしょうか。日本で最高級の石を使って墓石を作りたい人に選ばれる石の1つに、本小松石があります。御影石に比べると耐久性は低くなりますが古くから日本で大切にされている石で、源頼朝の墓石にも使われています。人が年を重ねるごとに、その見た目が変化していくように、本小松石も時間経過とともに変わる美しさを楽しむ石だと言って良いでしょう。本小松石を使った墓石の値段は、神奈川県の足柄上郡真鶴町だけと限られていることもあり、100〜150万円程度と高額ですが、独特の薄緑色をした姿は、とても上品な美しさがあり、現在もその人気は衰えません。
やわらかな色合いで女性に人気が高い石といえば、ウエェーデンでとれるマホガニです。カフェオレのような優しい茶色が特徴的で、洋風の墓石に使われることが多い石ですが、日本でよく見る縦型の墓石にもよく合います。中国やインドでも採れる石ですが、国によって色合いが違うので、好みの茶色を探してみるのも良いでしょう。マホガニは水を吸収しやすい石のため、雨の日は晴れの日に比べて石の色が濃く見えます。マホガニを使った墓石の値段は、35〜60万円程度になります。
他墓石の素材となる石は他にもたくさんあります。どの石にしたらいいのか迷った場合は、好きな色や霊園の景色に似合う色から考えるのも、お墓の選び方の1つです。また、樹木を墓石の代わりにする樹木葬というものもあり、東京では京王線で霊園を探すと、いくつか出て来ます。

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