お彼岸とは
2017.06.26

たくさんのお墓毎年3月20日頃に訪れる春分の日と、その前後3日を合わせた7日間、9月23日頃にある秋分の日と、その前後3日を合わせた7日間のことをお彼岸と呼びます。多くの人がお彼岸に、お墓参りなどをして仏様の供養をしますが、彼岸はもともと仏教やヒンドゥー教などの礼拝用言語であるサンスクリット語からきた言葉で、理想郷や、悟りの境地という意味を持ちます。
お彼岸の時期に仏様の供養をして、亡くなった方々が煩悩や迷いにまみれたこの世のから、生き死にとらわれない悟りの境地、極楽浄土へ辿り着けると信じられていたことから、日本ではお彼岸にお墓参りをする習慣が根付きました。お寺では、この時期に彼岸会と呼ばれる行事が開かれます。
彼岸会は、菩薩様が彼岸に到達するために行った6つの修行、六波羅密(ろくはらみつ)を会得する、仏教においてとても大切な行事です。しかし、インドをはじめとした海外では彼岸会の習慣はなく、日本古来の文化と混ざり合い、独自のものとして発展しました。
お彼岸にはお墓参りだけでなくお墓の掃除、お仏壇の掃除や仏具のお手入れ、そしてお墓とお仏壇両方へお花や果物、お菓子などのお供えをします。普段から行っているという方もいらっしゃると思いますが、お彼岸に行う掃除やお手入れは大掃除だと思って念入りに行いましょう。お彼岸のお墓参りは、お彼岸であればいつでも良いと言われていますが、春分の日、秋分の日に行うことが多く、なるべく家族や親戚が集まってお参りします。
小さなお子さんがいる場合には、意味がわからなくても、大人がお墓参りをする姿を見せ、自然にお墓参りのやり方や思いを覚え、受け継いでいけるようにしてあげましょう。お彼岸のお墓参りは、普段の日よりも特別なものとなりますが、墓石やその周りに付いた苔などの汚れをブラシで落としたり、雑草を抜いたり、木を受けているようなら隣のお墓にはみ出している枝を切り落としたりなどの作業をするため、喪服などではなく、落ち着いた色の動きやすい服を選んで行くと良いでしょう。
お彼岸の時期は日本全国同じですが、お供え物は地域によって違うものが選ばれています。一般的なものとしてあげられるのが、おはぎやぼたもちですが、お団子やお餅をお供えするところなど、地域によっても変わってきます。また、亡くなった方々が好きだったものを選んで、お供えするのも良いでしょう。他にも野菜や精進料理などをお供えする風習がある地域もあります。

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